ゴッホ美術館で見た、青い空|アムステルダム -2日目 PART1-

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2016年4月29日。
クロワッサン、チーズとハムと卵、フルーツがいっぱい入ったヨーグルト。
追加でつけた朝食のオプションに、大満足。
荷物を整理して、雨が降るグレー色のアムステルダムの街へ繰り出す。

 

雲の低さが、私とアムステルダムの街の距離を縮めてくれる。
突然降り出した雹(ひょう)は、私を歓迎してくれているサイン。
それくらい、街の雰囲気は穏やかさに包まれている。

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トラムに乗って、ライツェ広場(Leidseplein)まで行って、徒歩でゴッホ美術館(Van Gogh Museum)へ向かう。
相変わらず、通りかかるお店ひとつひとつに目がいってしまう。

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中心部のトラムの運行時間は間隔が短く、わりとすぐ次のトラムがやってきてとても便利。
駅によるけど、歩くのが好きな人なら、1〜2駅なら全然歩ける距離なのもまた魅力的。
(だから小回りのきく自転車を利用する人が多いんだなぁ、と納得。)

 

ゴッホ美術館に到着。
事前にeチケットを買ってあったので、行列に並ぶこともなくすんなり入館。▶︎ https://www.vangoghmuseum.nl/nl
※日本語サイトあり

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ゴッホ美術館は、その名の通り、オランダ南部出身の画家であるフィンセント・ファン・ゴッホの、世界最大のコレクションを収蔵している美術館。
ゴッホと言えば「ひまわり」や「夜のカフェテラス」で有名だけど、日本の浮世絵の影響も受けていることや、弟テオの存在が彼の中でとても大きいこと、ゴーギャンと過ごした時間と、耳切り事件、そしてその後の彼の生活と死に至るまでと、また、それらについて真実と、飛び交う様々な憶測、など、彼の一生を作品とともにしっかりと堪能することができる。日本語のオーディオガイドもある。

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 中でも印象的だったのは、横長のキャンバスに描かれた「荒れ模様の空の麦畑(Wheatfield under Thundercloud)」という作品。
荒れ模様、と言っても、絵の半分以上は、少し湿った、でもあたたかみのある青い空が広がっている。
▶︎ https://www.vangoghmuseum.nl/en/collection/s0106V1962

 

私は、その一枚の絵の前でしばらく立ち尽くした。
その時点ではまだ、オーディオガイドはまだ聞いてなかったのだけど、作品を見た瞬間に、晩年のゴッホの孤独が強烈に伝わってきて、涙が止まらなかった。
それは、悲しみに満ちているわけでもなく、誰かに助けを求めているわけでもなく、心を平穏に保とうとするわけでもなく、ひたすら純粋な彼自身の心情が目の前に広がっている。言葉にするならこんな感じ。(結論、そう遠くない内容がガイドから流れてきた。)

部屋にポストカードを飾って、今でもその時の気持ちを思い出すことがあるけど、絵画はやっぱり、目の前で生で見るのが一番。
それ以上は、ない。

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すぐそばにある、アムステルダム市立近代美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)やミュージアム広場を横切る。

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雨上がりに見る、色とりどりの花たちは一段と美しい。

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少し北西へ進んで、アムステルダム市街地で一番広いフォンデル公園(Vondelpark)へ。
ゴッホの余韻に浸りながら、のんびりお散歩。
大きな噴水のまわりには、小さな子供からご老人まで、みんな気ままな午後を過ごしている。

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ロンドンのJonny Nashによる、息をのむ美しさの極上アンビエンス。 静寂の奥の、さらに奥の方に意識を向けると、オーロラのような薄い膜が浮かび上がっては消えていく…そんな感覚。
彼自身のレーベル「Melody As Truth」の1枚目がこの曲を収録した12インチで、先日セレクトしたSuzanne KraftのLPは同レーベルの3枚目。
次のリリースが待ち遠しい。

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Jonny Nash - Retreat