In Every Second Dream、ラジオより愛を込めて。

In Every Second Dream

今月から、ラジオ番組をはじめることになりました。
番組名は、「In Every Second Dream」。
声に出した時のなめらかな響きが、とても気に入っています。
意味は、”毎秒の夢の中で”のつもりですが、英語の”Second”には「秒」だけでなく「2番目の」という意味もあるので、”いつも見る、2番目の夢の中で”、でもいいかもなぁと思ったり。
その曖昧さや揺らぎ具合も相まって、この名前しかないなと確信しました。
だって私たちが使っている「言葉」ってやつは、所詮、「物事を測るための目安のひとつ」なんだもの。

そんな実体のない「言葉」を頼りにしながらお送りするこの番組。
毎回、ひとつの「テーマ」に沿って、音楽やそれにまつわるエピソードを中心に、ゲストの方もお招きしながら、自由にやっていこうと思っています。
ひとつのジャンルに特化して《縦に突き刺して》掘り下げていく、というよりは、
連想ゲームのように《横に突き刺して》どんどん幅を広げていくイメージです。


中身についてはこれくらいにして、次は聴ける「場所」についてご紹介します。
このラジオは、インターネット環境にあれば、世界中、どなたでも聴いていただける「ネットラジオ」です。
日本で有名なところだと「radiko」がありますが、同じような要領で、「Mixlr」(ミキセラ)というアプリケーションを使います。
チャンネル名は《dublab.jp》、ダブラブ・ドット・ジェイピー、と読みます。
サイトに直接アクセスしていただいてもいいですし、アプリをダウンロードしていただいてもOK。もちろん無料です。

 

■Mixlr(ミキセラ)

▽サイト:

スマートフォンアプリ(MacOS):

Mixlr - Social Live Audio

Mixlr - Social Live Audio

  • Mixlr
  • ミュージック
  • 無料

スマートフォンアプリ(Android):

 

では次に、《dublab.jp》について、ご紹介します。
dublab.jp》は、ロサンゼルスの非営利ネットラジオdublab》の、日本ブランチです。
本家の《dublab》は1999年に設立し、音楽だけではなく、アート、カルチャーを広めることを目的とする非営利団体として、アート展、フィルム・プロジェクト、イヴェント・プロデュース、レコード・リリースも手がけています。
そして、日本ブランチの《dublab.jp》が設立されたのは2012年。
東京の活動を中心として、大阪、札幌など、様々な場所での出張放送や、イヴェント、エキシビションなどを行なっています。

 

dublab.jp(日本/東京|JAPAN/TOKYO)

サイト:https://dublab.jp/

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dublabアメリカ/ロサンゼルス|USA/L.A.)
Web:https://www.dublab.com
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※最近、デザインが一新してかなりかっこいい。

 

また、ロサンゼルスと東京だけでなく、ベルリンと、バルセロナにも拠点があります。
両方とも行ったことある国だけど、また行きたいなぁ。

dublab.de(ドイツ/ベルリン|GERMANY/Berlin)
Web:https://dublab.de
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dublab.es(スペイン/バルセロナ|SPAIN/Barcelona)
Web:https://dublab.es/
Instagramhttps://www.instagram.com/dublab.es/
Twitterhttps://twitter.com/dublabes
Facebookhttps://www.facebook.com/dublabes/

 


ちなみに《dublab.jp》では、2017年の11月にゲストDJとして出演させていただいたことがあります。その時の記事はこちらからどうぞ。



というわけで、初回放送日は明日、3月20日の20時半からです。
今回のテーマは『月』です。
みなさんなりの『月』をイマジネーションしながら聴いていただけるとうれしいです。
また、放送中は、Twitterも随時更新しますので、一緒にチェックしてみてくださいね。


ではでは、また明日!
桑原茂一さん風に言えば、乗船、お待ちしております◎



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▼Infomation
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dublab.jp Radio Collective #196 “In Every Second Dream” @ Tokyo

日時:2019年3月20日(水曜日)20:30〜22:00
labrat DJ : DJ Emerald
Guest : 門脇健路(イメージフォーラム
Design : Shinya Sato


3月20日の放送は、新たにスタートするDJ Emeraldによる番組『In Every Second Dream』の第1回目。
毎回、ひとつの「テーマ」に沿って、音楽やそれにまつわるエピソードを中心にお送りします。
今回のテーマは、『月(The Moon)』。
渋谷にある映画館「シアター・イメージフォーラム」より門脇健路さんをゲストに迎え、映画という切り口でお話しいただくコーナーもあります。最後までどうぞお楽しみください。

https://dublab.jp/2019/03/radio-collective-in-every-second-dream-01/


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ラジオと私と、そのあいだに。

昔から、ラジオが好きでした。
小学校の卒業文集に書いた私の将来の夢は、とりあえず「ラジオ関係のお仕事」でした。(具体的になんなのかは、なにもイメージが湧いていなかったけど)
中学生のときには、オールナイトニッポンに電話で出演して、クイズに正解して賞金までもらいました。
オールナイトニッポン以外にも、AM/FM問わずにあれこれ送ったFAX(当時の主流)は、ほとんどの確率で読まれました。(テレフォンカードがお礼に送られてくるケースが多かった)

ある日、当時のTOKYO FM(80.0)とJ-WAVE FM(81.3)の周波数のあいだに、新聞には載っていないラジオのチャンネル(周波数)を見つけました。
放送日は不定期で、だいたい20〜21時くらいから24時くらいまで。
日本国内外問わず、最新のポップス全般がフルで流れており、曲と曲のあいだに時折、「こちらは◯◯FMです。番組へのFAXは03-XXXX-XXXXまでどうぞ」という低めの男性の声がはさまり、ただ、実際にFAXらしいものが読まれていることはありませんでした。

そこで私は、すぐにFAXを送ってコンタクト。
するとその男性は、私の送ったFAXを、タイムリーに読んでくれました。
それから放送を確認できた日は必ず、FAXを送るようになりました。
(毎日のように、私は何を書いて送っていたんだろう。まったく思い出せない!)

ひとりでそんなことをやっていてもおもしろくないので、学校の友達にこの謎のラジオ局の存在を広めていきました。
すると、私の家から少し遠いところに住む友達は、そのラジオが聞こえないことがわかり、決められた範囲にしか届かない、一般の人がやってるラジオなんだと、すぐに想像ができました。(たぶん、ダメなやつ)
そのうち、友達も次々とFAXを送るようになり、いつの間にかそのラジオは、私たちの「溜まり場」のようになっていました。
中学生の私たちには、まだインターネットも携帯電話も普及していなかったので、この実体のあるようなないような「溜まり場」は、ものすごく魅力的でした。
学校、家、カラオケ、ゲームセンター(プリクラ全盛期)・・・。
友達と会える場所はそれくらいだったけど、そこに「ラジオ」が加わることは、とにかく不思議な感覚でうれしかったし、ラジオの主の男性も、こんなにFAXが来たことはかつてなかったのか、毎回全部、うれしそうに読んでくれていました。

それから数ヶ月して、そのラジオ局で、友達と一緒に、1日限りのラジオパーソナリティをやることになりました。
ある晴れた日曜日の昼間、ラジオの主の男性から教えてもらった住所の通りに向かうと、そこは私の家から歩いて5分ほどで、しかも、6年間通っていた小学校の通学路の途中にある、見慣れたアパートでした。

女子中学生が3人で「こんにちは!はじめましてー!」と、無邪気に見知らぬ男性の一人暮らしのアパートに行くなんて、今だとちょっと考えられないかもしれない、と思いつつ、いや、今の女子中学生もこういう好奇心みたいなものはあまり変わらないのかもしれない、とも思いつつ、ただ、さすがに当時「1人はまずいな」とは思っていたことを思い出したり。

私たち3人が入って全員が身動きがとれなくなるくらいのワンルームの部屋には、ひとつのマイクと、そんなに大掛かりではない機材のようなものが用意されており、それらを囲んで、とにかく好き勝手にやらせてもらいました。
4〜5時間くらい放送させてもらったと思うんだけど、ほんと、何をあんなに話してたんだろう。
結局、FAXを送ってくるのは地元の友達だけ、という「溜まり場」状態は変わらずで、でも「聴いている側」から「聴いてもらう側」になる感覚は、少し変な感じがしたっけ。まぁ、放送が始まって30分もしたら、そんなのどうでもよくなっちゃったけど。(笑)

その後は、高校受験があったり、みんなバラバラの学校に行ったり、別の地区に引越しをしたりで、まったく聴かなくなってしまったけど、中学生の私にとって、ワクワクした冒険のひとつでした。
Jamiroquaiの「Virtual Insanity」とOff Springの「Pretty Fly」がやたら流れていた記憶があるんだけど、あらためて調べてみたらOff Springの方は、リリースはもっと後。
ほんと、記憶ってあてにならないなぁ。

というわけで、私のラジオ体験は、まだ他にもあるんだけど、今日はこの辺で。


今は、ラジオのチャンネルが固定されてるので、あまり「周波数と周波数のあいだ」という感覚すらないと思うんだけど、こういう「AとBのあいだ」とか「隙間」みたいなものは、(ラジオだけに限らず)あった方がおもしろいのになぁと、ぼんやり思う日曜の午後でした。




この頃、よく聴いていたMariah Careyマライア・キャリー)のアルバム『Daydream』。
CDラジカセをループにして、最後の「Looking In」が終わったあとに、1曲目の「Fantasy」のイントロが流れて、同じキー(調)で繋がっているように聴こえるのに毎回感動してた。
私がDJmixを作る時、最後と最初が繋がるようにする癖があるのは、この原体験があるからかもしれないな。
 

 

世界最古のオーケストラ「雅楽」の生演奏を聴いて、想うこと

先日、世界最古のオーケストラ、とも言われている、日本の誇る伝統音楽「雅楽」の生演奏を聴きに行きました。
前半は演奏のみの「管弦」(かんげん)、後半は音にあわせて踊る「舞楽」(ぶがく)という構成でした。

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太鼓(たいこ)、箏(こと)あたりはイメージつくけれど、琵琶(びわ)、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)・・となってくると、どんな音が出るのかもパッと出てこないような、聞き慣れない楽器たち。
それらを操る、色鮮やかな橙色が印象的な和服(装束、と言うのかな)を着た演奏者は、全部で15〜16名ほど。
彼らは「東京楽所」(とうきょうがくそ)という、式典などの正式な場面で雅楽だけではなく、芸術音楽としての雅楽を広めるために結成された団体。
みんな背筋がピンと伸びていて、見ているこちらも思わず姿勢を正す。
「代表の演奏者(オーケストラでいうと指揮者の役割の人)がお辞儀をしたら、そこが拍手をするタイミングです」と、司会の方が教えてくれた後、演奏がスタート。

笙は、17本の細い竹管がひとつにまとまっていて、上へ向かって、一度に複数の音が出る。
その音色は、例えるならハーモニカのような少し艶のある高音域で、その音が鳴った瞬間、空間が一気に華やかになる。(厳密には、ハーモニカよりもっと丸みのあるあたたかい音だけど)
篳篥は、バンドで言ったらボーカルの役目で、しっかりとメロディを担い、琵琶は、弦を一気に弾いてひとつの区切りを表現したり、ポイントでベースラインをなぞったり。

空に浮かぶいろいろな形の雲が横に流れていくように、それぞれの楽器の音色が、時に勢いよく、時にレイヤーのように重なりあいながら、聴き手を包み込んでいく。
そして徐々に同じ音階になっていき(ユニゾン)、気がつけば、まるで目の前に一本の大きな樹木がそびえ立つような、圧倒的な存在感を醸し出している。
かと思えば、ゆっくりと音の輪郭が薄れていき、宇宙へ放り出されたかのような静寂の海へ向かう。
ひとつずつ、ひとつずつ、丁寧に紡がれていく演奏中の中にある「間」(ま)すらも、目に見えない「ひとつの楽器」のようでした。


840年頃から行われた「楽制改革」では、約400年間、あらゆる国の「音楽」と「楽器」を輸入してきて情報過多になり、煩雑化していた雅楽を整理するために、他国からの輸入を止めたそうです。
その期間、約半世紀。(!)
混沌とした当時の音楽シーンを、「ジャンル」「楽器」「理論(和音など)」などの軸でそれぞれ整えていったことは、雅楽にとって非常に重要な転機のひとつだったことは間違いありません。

平安時代に「情報過多」になっていたなんてちょっと意外だけど、今とは比べものにならないことは、容易に想像ができます。
ラジオやテレビがめずらかった時代はとうに過ぎ、リビングだけにあったテレビは個人の部屋にも普及し、それらはパソコンへ姿を変え、さらには片手で持ち歩けるスマートフォンへと進化。
インターネットには「終わり」という概念すらなく、24時間いつでもアクセス可能になりました。
情報があることは悪ではないんだけど、情報を「選別/判別する力」をきちんと持つこと、
そして、情報に辿り着くまでの「イマジネーション」を怠らないこと。
このふたつを、右手と左手にそれぞれ握りしめていることが、とても大切なんじゃないかと思います。
特に今年は、それが顕著になってくる気がするなぁ。

常にすべての情報に接続している必要はないし、ありとあらゆるものをすべて区別する必要もない。
当然のことだけど差別をする必要もないし、ましてや国境に壁をつくる必要なんてない。

なのに、無意識に受け取った大量の情報が、そのまま自分自身の思考や感情だと思い込んでいたり、
区別や差別をすることで自分の存在価値を見出したり、壁をつくって今の自分の居場所を確認していたり、
どんどん貧弱になっていくこの世の中を、感じずにはいられないのが現実です。

ただ、雅楽の演奏を聴いていると、直感的に、思うのです。

私たちが生きている「今」や、私たちに見えている「今」は、
長い歴史の中では、ほんの「一瞬」でしかない、ということを。
その「一瞬」が無数につながって、「時代」ができているということを。
そして、その「一瞬」をどうやって過ごすかは、「自分次第」ということを。


今回、機会をくれた三浦元則氏に、感謝の気持ちを込めて。

djemerald.blog.houyhnhnm.jp



東京楽所第12回定期公演 奉祝の雅楽


▼日時
2019年2月2日(土) 14:00 開演
▼会場
サントリーホール(大ホール)
▼出演
雅楽舞楽:東京楽所
▼曲目
平調音取
催馬楽「伊勢海」
越天楽残楽三返
左舞 萬歳楽
右舞 延喜楽

 

 

坂本龍一さんの2017年のアルバム「async」に収録されている「Life, Life」の中に笙の音が聴こえたのは気のせいじゃなかった。;) 

EACH TIMEは、J-POPオンリーの夢の国

マイケル・ジャクソン生まれ、J-POP育ち。
UKロック〜エレクトロニカ経由、ボサノヴァとフレンチ乗り継ぎ、ダンスミュージックに到着して数年。
好きになったところが、自分の居場所。
それぞれ滞在時間の長さに差はあれど、きっとみんな一緒だよね。

DJというひとつのアウトプットの手段を手に入れた私は、その海を自由に泳ぐことができて幸せです。
日本のDJシーンも、賛否両論、いろんな意見があるけど、いろいろあるからおもしろい。
特に90年代以降は、テクノロジーが発展したことや、考え方が多様化してきたことで、あらゆる可能性がどんどん広がっているから、生活も文化も政治も概念もすべてのものが、その恩恵/影響を受けていて。
それらをただ否定するのではなく、”面白がる”ってことが、この世界を豊かにするひとつの方法なんだと思います。
EACH TIME》って、その”面白がり”があるから、こんなに愛されるパーティなんだと思うのです。

普段はアンダーグラウンドなクラブシーンを中心に活動していたり、世界規模で有名なクラブ(ベルリンのPanorama Bar等)でプレイしているDJが、まさかのJ-POPセット!という意外性はもちろんなんだけど、誰よりもそれを面白がっているのが《EACH TIME》のメンバーで、彼らこそが、このパーティの価値そのものなんだな、とあらためて感じています。

東京のレコード店の代表格「テクニーク」の顔であり、あらゆるジャンルの”知る人ぞ知る”音楽を知り過ぎてしまった男、Tommyさん。
日本語オンリーのダンスミュージック界の一線で活躍する、誰よりもエフェクターを駆使し、誰よりも最短で曲と曲をつなぐJ-POP DJの虎(その名の通り)J.A.G.U.A.R.さん。
瞬間瞬間を切りとりながら、じわじわとその場を楽園色に染めてみんなを幸せにする紅一点の妖精、アッキーことpAradice
謡曲からシティポップまであたたかみのあるサウンドが印象的な、謎のDJ名のエディーマーフィことマイケルJフォクスさん。(名前の由来を毎回聞いてるけど、毎回酔っ払ってて覚えてない…ごめんなさい)
最近は移動カレー屋さん(「skeema」をよろしくね!)だけど、根っからのクラブマイスター兼ブッキングマスターでそのがんじがらめの運命を解くことはほぼ不可能な、クラブの生き証人となりつつあるKAMOくん。
電気グルーヴで例えるならピエール瀧米米クラブで例えるならジェームス小野田Happy Mondaysで例えるならベズ、のムードメーカーの小祝くん。

それぞれ違う場所で活躍している人たちがぎゅっと集まることで生まれる魔法、みたいなものが《EACH TIME》にはあるんです。
私は、もしかしたらその部分が、一番好きなのかもしれない。
J-POPというテーマは、もしかしたら二の次なのかもしれない。
ゲストとしての出演回数が最多(3回目)ということもあって、見える世界が拡張してきてるのかもしれない。

と言いつつ、今回のために1000曲以上をiTunesに投入して、新しい曲から懐かしい曲まであれこれ選曲しました。(実際に聴いたのはその半分以下だけど)
Zeppet Storeまでたどり着けたことに、自分でも少しびっくりした…。(当時気がつかなかったけど、かなりRadioheadを想起させる。)

どこまで吹っ切れるかは未知数ですが、2018年ももうすぐ終わりということで、かなり盛り上がる予感!
枕元にその予感をそっと置いて、今夜はそろそろ眠ります。
DSKEさんのDJも本当に楽しみだなぁ...。
明日、SALOONでお会いしましょう! 

 

▼Infomation
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EACH TIME

2018/12/27(thu) at SALOON[代官山]
20:00-|Door ¥1,000

GUEST DJ:
DSKE (motorpool)
DJ EMERALD

DJ:
TOMMY(TECHNIQUE)
J.A.G.U.A.R. (PURE IBIZA / ゆけむりDJs)
pAradice(LIFE FORCE)
マイケルJフォクス(CITY OH BABY)
KAMO

HOST:
小祝

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今年最後の開催となるEACH TIMEは、ゲストにPanoramabarやTresorなどで世界的な活躍を見せ、motorpool @CONTACTのレジデントを務めるハウスDJのDSKEが日本語セットで初登場!
ゲストとして最多となるDJ EMERALDが3回目の出演!
和物と言う一般的なDJとしては未だ色物としてみられがちなこのジャンルを用いて、逆説的にそのDJのスキルの高さを実証するこのパーティ、グルーヴ感満載でお届けします。

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EACH TIME

最後の《Friday Lounge》、時間、私たちの住む世界、川、《「メモ」よりも少し大切で「夢」よりも少し現実的なもの》

「3番目の金曜日」に会いましょう、と合言葉のように言い続けて、もうすぐ1年。
私にとって、今年の「3番目の金曜日」は特別な日だったけど、それも今週末で最後。

年始(と言っても2月だけど)に書いた記事のテーマである《「メモ」よりも少し大切で「夢」よりも少し現実的なもの》について少し。

djemerald.blog.houyhnhnm.jp


すでに実現したものもあれば(引っ越した、とか)、途中でなくなってしまったものもある(毎月、部屋に花を飾ろうと決めていたけど、引っ越したタイミングでその習慣が途切れてしまった、とか)。
良くも悪くも、自分の意思ではどうしようもできない、想定外(想像以上)のこともあったりもした。

思わずにやけてしまうほどの幸せなことがあっても、泣き叫ぶほどの辛いことがあっても、たとえ私が息をしていても、していなくても、「時間」は、ただ淡々と、粛々と、無条件に流れ続けている。
今のところ、私たちの住む世界は、そういう世界だ。


そもそも《「時間」とはなんなのか?》という問いの答えは、まだ定まっていない。
AさんとBさんで時間の進む速度が違う、すなわち、「時間」は観測者によって相当的に変化する、という相対性理論。(これはなんとなく聞いたことがある)
はたまた、「時間」は一方向に流れているわけではなく、様々な方向に、例えば「現在」から「未来」に向かっているだけでなく、「未来」からも流れてきている、という量子論
答えがひとつではない、というこそが、すでにもう答えなのかもしれないし、《「時間」が流れてる》というのも、人間が勝手にそういうことにした、というだけであって、実際に「時間」を見たことがあるという人は、いない。

その「時間」とやらを、自分の手にとるように感じたい。そのためにはどうしたらいいんだろう...?
それこそが、今年の私のテーマだったのかもしれない、と、今、あらためて思う。


「3番目の金曜日」=《Friday Lounge》は、1年という時間軸の中で流れる、ひとつの「川」だった。
「時間」と同じように、その「川」も流れていた。
水面がキラキラと輝いていたり、その中を鹿がひょこっと横切ったり、激しい雨に降られて妖しく螺旋状に渦を巻いたり、一本だったのが複数に分かれていったと思ったら、また合流したり。

その川遊びは、準備をしている段階からいつもわくわくしていて、「アプレミディであの人がDJしたらどんな感じなんだろう〜」という妄想に、ほぼ毎日、取り憑かれていた。
そして、いざ「3番目の金曜日」の当日になったらその川の中にじゃぶじゃぶと入っていって、川の流れを全身で浴びる。(来てくれたみんなと一緒にね!)

それも、今回で最後と思うとさみしいな。
でも、めいいっぱい楽しみたいと思います。
というわけで、私が担当の最終回のゲストのご紹介。
DJ SODEYAMAさんとHi-Rayくんです。


DJ SODEYAMAさんは、日本が誇るフェス『WIRE』『Rainbow Disco Club』などに出演し、近年はNINA KRAVIZのレーベル『трип』からのリリースをはじめ、ヨーロッパ、ロシア、アジアなど世界中を馳け廻るDJとして、また、THE PEOPLE IN FOG名義も含め、数多くの楽曲をリリースしている日本のクラブシーンを牽引する存在です。
SODEYAMAさんのラウンジ/サロン的なDJセットを体感できる機会は、ほぼ皆無。(と言っても過言ではない)
ちなみに、日曜日はMasters At Work in Japan@ageHa(11月18日)、そして来週末は、レーベルメイトでもある期待のモダン・テクノ・アーティストであるNikita Zabelinの来日公演@VENT(11月23日)が控えており、まったくベクトルの異なるシーンでのプレイがそれぞれ楽しめる、ソデヤマ月間をぜひご堪能ください。



Hi-Rayくんは、ロサンゼルスの非営利ネット・ラジオdublabの日本ブランチ『dublab.jp』のメンバーでもあり、都内を中心に魅力的なアンダーグラウンド・パーティを仕掛け続けるオーガナイザー兼DJ。
物腰は柔らかいけど尖ったセンスの持ち主で非常に感度が高く、「あ、この曲、あれっすよね!」と、誰も知らないような曲で無邪気に反応してくれる、コカ・コーラが好きな少年…青年です。(お酒があまり得意ではないらしい)
つい先日、汐留のPark Hotel Tokyoとdublab.jpのコラボレーションによるプレイリスト・シリーズがSpotifyにアップされたばかりでそちらもいい感じ。



言わずもがな、ですが、今回ももちろん、信頼できるおふたり。
とーっても楽しみ!

というわけで、今、私たちの住むこの世界で、2018年11月16日は、私にとって最後の「3番目の金曜日」。
ぜひ、この機会にアプレミディにいらしてみてください。

そして、もう二度とアプレミディに行けなくなるわけではないので(もともと1年間って決めていただけ!)、「あの人がアプレミディで...」という私の妄想もまだまだ流れ続けているので、またどこかで実現できるように、《「メモ」よりも少し大切で「夢」よりも少し現実的なもの》として、すぐそこに置いておこうと思います。

量子論によると、この私の行動はすべて「未来」から来てることになるのかぁ...。


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▼Infomation

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Friday Lounge

2018/11/16 fri at Café Apres-midi
OPEN / START 20:00
CHARGE: 500YEN

Guest DJ:
DJ SODEYAMA [трип / ARPA] - Lounge Set -
Hi-Ray [Details / dublabjp]

DJ:
maa [Hamon Radio]
DJ Emerald
Toru Hashimoto [SUBURBIA]

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WIRE』『Rainbow Disco Club』などに出演、近年はNINA KRAVIZのレーベル『трип』からのリリースをはじめ、ヨーロッパ、ロシア、アジアなど世界中を馳け廻るDJとして、また、THE PEOPLE IN FOG名義も含め、数多くの楽曲をリリースしている日本のクラブシーンを牽引する存在DJ SODEYAMAのとても貴重なラウンジセット。
そして、ロサンゼルスの非営利ネット・ラジオdublabの日本ブランチ『dublab.jp』のメンバーでもあり、都内を中心に魅力的なアンダーグラウンド・パーティを仕掛け続けるオーガナイザー/DJのHi-Rayを迎えて。
拡張し続ける両者が提示する、現代のサロンミュージックを体感しに、第3金曜日の夜の隙間へ。
どうぞお気軽にお越しください。

about《Friday Lounge -The Third Monday of the month-》
2018年の毎月第3金曜日は、渋谷と原宿のちょうどあいだに位置するビルの5階「Café Apres-midi」にて、maa、Wataru Sakuraba、DJ Emeraldの3人のDJによる「Friday Lounge」を開催しております。

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私たちの世界、点、新宿について

東京生まれ、東京育ち。
自動車も、自転車も乗る機会がほぼなく、それでも不自由なく生活ができる「世界」。(ちなみに私は両方とも乗れない…)
“アイスが食べたいな”と思ったら、徒歩3分のところにあるコンビニエンスストアに行って、アイスが食べられる「世界」。
“あの人元気かな”と思ったら、すぐそこにあるスマートフォンを手にとって、ほんの1分程度で”元気?最近どう?”とメッセージを送れる「世界」。
その「世界」は、自分にとって当たり前の「世界」だけど、一歩ひいて見てみると、それはもう、信じられないほどに小さな小さなただの「点」。
その「点」の集合体が、本当の「世界」であることを、あらためて感じている今日この頃です。

 

そんな私の「点」の中の、さらにひとつの点「新宿」。
私がDJをする場所は、主に、中目黒〜恵比寿/代官山〜渋谷〜原宿〜新宿、といった感じなんだけど(そもそもDJできる場所がこのあたりに多い)、ここ数年は、その中でも「新宿」の凝縮度が高いように思います。
今の「クラブカルチャー」の中心は間違いなく「渋谷」なんだけど、いわゆるダンスフロアを意味する「クラブ」の形だけではない場所が増えているのが、その理由かな。

度肝を抜くキャラクターを持つ文化系の大人たちが集まる、居酒屋風クラブ歌舞伎町「BE-WAVE」、
日本が誇るゲイタウンの中心にある、一見さんでもカジュアルに入れる新宿二丁目オープンカフェアラマスカフェ」、
じわじわと広がる高架下文化のひとつ、ギャラリーも持つエスニックレストラン「サナギ新宿」、
今年は、「NEWoMan|ニュウマン」のポップアップストアでもDJをさせていただきました。

そして明日は、新宿中央公園のすぐそばにできた新しいホテル「ザ ノット 東京新宿」でDJいたします。
いつもお世話になっている橋本徹さん、shunhorikiくん、sakujayくんと、実は一緒の現場ははじめましての最高の夏さん(いやぁ、あらためていいネーミング!)と、午後の15時〜20時まで、チルアウトな時間をお届けします。

後戻りできないんじゃない、ただただ好きだから突っ走ってるだけなんだ!と言わんばかりに、
いろんな経験をしたりしなかったりの大人たちが自由に楽しんでいる、バラエティに富んだ場所。
半端者は受け入れてもらえないような雰囲気もするんだけど、何をやっても受け止めてくれる包容力もある。
それが、私にとっての「新宿」です。

ちなみに、北側に「BE-WAVE」、東側に「アラマスカフェ」、南側に「サナギ新宿」、西側に「ザ ノット 東京新宿」ということで、明日で、新宿全方位コンプリートの予感。
新宿中央公園のお散歩がてら、新宿でショッピングがてら、是非、お気軽にお立ち寄りください!

 

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▼Infomation
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TKTS- PARK WEST AFTERNOON -

2018/10/21 sun
at ホテル ザ・ノット東京新宿 / Hotel The KNOT Tokyo Shinjuku[新宿]
OPEN 15:00-20:00
Entrance FREE

DJs:
橋本徹 [SUBURBIA]
最高の夏 [SUNDAY DISCO SESSIONS]
DJ Emerald
Sakujay [LF]
shunhoriki

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9月よりまだ見ぬ新境地 西新宿で始まったTKTS
新宿中央公園の木々の揺らめきを感じながらの週末に音楽を添えて
各様々なミュージックセレクターをお呼びしての第3日曜日
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9月の私は、Twin Peaksと、Friday Loungeと。

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1ヶ月くらい前から、90年代はじめに大ブレイクしたアメリカのTVドラマ「ツイン・ピークス(Twin Peaks)」に夢中です。
昨年、25年ぶりの時を経て「続編」が公開されたらしいのですが、そんなことはまったく知らず、「何か映画観たいなぁ。(もともと映画を借りるつもりだった)あ、ずっと気になってたツイン・ピークスにしようかな」くらいの軽い気持ちでした。
その日から連日のように、TSUTAYAでDVDを借りては観る、返却してはまた次を借りて続きを観る、の繰り返し。
最近やっと「本編」を終え、「続編」の方へ足を踏み入れたところです。

「本編」を見ているあいだは、街中や電車の中の人たちを「ツイン・ピークス」の配役に当てはめてしまったり、夢の中までもが「ツイン・ピークス」一色になってしまうほどでしたが、9月に入ったくらいでそれもなくなり、少し落ち着いてきました。
(引っ越した先で、新調したカーテンを深めの赤色にしてしまったけど…)

ツイン・ピークス」は、作品ももちろんですが、サウンドトラックも非常に素晴らしく、暑い夏が終わって涼しくなってきた今のこの気候を美しく彩りつつ、妖艶に絡み合って景色の中へ馴染んでいきます。
現実と夢の狭間にいるような、冷たいような生温かいような…。
ただ、想像するに、おそらく、どの季節にもマッチするんじゃないかな。
だからこそ、当時、世界中で大ブレイクしたんでしょうね。

ツイン・ピークス」だけではないですが、この90年代初期の頃って、すべての事象の「輪郭」がぼや〜っとしていて、本当に魅力的です。
90年代初期、と敢えて言うのは、その後、デジタル化(ネットワーク化)が急成長することに起因します。
80年代のぼや〜っも大好きなんですが、90年代初期は、特にこの「見えない力」に引っ張られていく過程、という感じが強烈です。
あらゆるところで綱引きをしているみたい(実際には綱じゃないけど、とにかく引っ張り合っている感じ)と言うか、こう、地球全体の時空が少し歪んでいるように見えるというか...。
そんな感覚が私の中にずっとあったのですが、この作品に出会って、それが確かなものになって、すーっと溶け合って、一体化しました。(「ツイン・ピークス」と私がね)

というわけで、「ツイン・ピークス」については、まだ道/未知の途中なので、まだまとまらない部分も多いので、また追って、別の機会に。



そんな80〜90年代のど真ん中に、Aphex Twinのリリースで知られるレーベル《APOLLO》など国内外にて楽曲を発表する、私が心から尊敬する音楽家であり、隠れた映画評論家(と、私が勝手に思っている)でもある巨匠・白石隆之さんと、ネットラジオdublab.jp》でのHi-Rayくんの番組で知った音楽家のYAMAANさんを迎えた『Friday Lounge』を、今週金曜日(9月21日)に開催します。





それぞれ個人的にお誘いしたのですが、実は、おふたりは10年ほど前から知り合いだそうで、2011年にYAMAANさんがリリースしたアルバム『12 Seasonal Music』に白石さんがコメントを寄せていた、という奇跡がここでも起きていて、うれしい偶然が続くばかりです。
おふたりが「ツイン・ピークス」を見たかどうかはわからないけど、あの時代ならではの雰囲気や感触みたいなものは、きっと共感していただけるんじゃないかなと、密かに思い描いています。
当日、いろいろお話ししてみたいと思います。

私の担当の『Friday Lounge』は、奇数月の第3金曜日なので、今年も残すところ、あと2回。(『Friday Lounge』についてはこちらからどうぞ)
この日は、いろんな「輪郭」が楽しめる夜になると思います。
秋の夜長に、ぜひ、ゆったりと、揺らめきにいらしてください。
心よりお待ちしております。

 

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▼Infomation
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Friday Lounge

2018/9/21 fri at Café Apres-midi
OPEN / START 20:00
CHARGE: 500YEN

Guest DJ:
白石隆之
YAMAAN

DJ:
maa [Hamon Radio]
DJ Emerald
Toru Hashimoto [SUBURBIA]

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日本初のインディーズ・レーベル《Vanity Records》よりBGM名義で、また、Aphex Twinなどで知られるテクノ名門レーベル《APOLLO》よりPLANETOID名義で、1980年代より国内外問わず楽曲リリースし、圧倒的に研ぎ澄まされた感性と、技術、知識をすべて持ち合わせる白石隆之氏の大変貴重な「非ダンスフロア」でのDJセット。
そして、日本の12ヶ月の季節の情景を表現したアルバム『12 Seasonal Music』で知られる、ヒップホップからアンビエントまでを自由に行き来するトラックメイカーYAMAAN氏のDJセットでお送りします。
“あるべき偶然”が漂い、淡い青色の月が夜空に浮かぶ、9月の第3金曜日へ。
心よりお待ちしております。

about《Friday Lounge -The Third Monday of the month-》
2018年の毎月第3金曜日は、渋谷と原宿のちょうどあいだに位置するビルの5階「Café Apres-midi」にて、maa、Wataru Sakuraba、DJ Emeraldの3人のDJによる「Friday Lounge」を開催しております。

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